社員紹介

2020年入社

制作部

Takumi.U

ものづくりを支える
コミュニケーションの力

仕事内容について教えてください

前例のない案件こそ、やりがいを感じる

施工管理者として現場に常駐し、クライアントや協力会社と協議をしながら業務全般をマネジメントするのが主な仕事です。一日の流れとしては、朝礼で職人さんに作業内容や注意事項などを伝えた後、予定通りに工事が進んでいるか、現場に危険箇所がないかの確認のため巡回を行います。午後になると図面や見積書のチェック、施工現場の撮影、現場監督や関係者との打ち合わせ、必要に応じて施工図を作成するなど業務内容は多岐にわたります。原則として17〜18時に現場の仕事は完了しますが、日によっては会社に戻って翌日の段取りや資料作成を行うこともあります。これまで担当した施工管理の中で、もっとも印象に残っているのは六本木のクラブバーです。クライアントから依頼されたのは、防音対策として天井に5層の材料ボードを貼ること。これまで前例のない案件だったので、スケジュールや予算を管理するのに苦労しましたが、自分にとっては良い経験になりました。

仕事をする上で心がけていることは?

高い次元での予算管理と品質管理

数ヶ月にわたって現場で指揮した成果を、目に見える形で実感できるのがこの仕事の醍醐味。施工管理に関わった建造物を、たくさんの人から評価されるのはうれしいものです。仕事においては、限られた予算の中で高いクオリティを維持することを心がけています。予算管理と品質管理も大切な業務。協力会社とのコミュニケーションや交渉力によって、予算を圧縮できたときに一番のやりがいを感じます。多くの人をまとめる立場である施工管理者には、臨機応変な対応力が問われます。現場で働く人たちにはそれぞれ得意不得意があり、年齢や性格だって違います。そんな中で現場を管理するには、工事を円滑に進めるコミュニケーションと足並みを揃えるための修正力が必要となります。私自身は職人さんと良い関係を築くために、率先して自分のやる気を伝えるよう心がけています。誰よりも早く現場に到着する、どんな仕事も真剣に取り組む。施工管理者としての気概を見せることも大切なんです。

ベネフィットラインに入社した理由は?

多くの人の目に触れるものをつくりたかった

ベネフィットラインに入社するまでは、ゼネコンから設備関連の工事を請け負う会社で働いていました。主に空調やダクトを取り付ける工事を担当していたのですが、そういった設備は天井や壁に隠れてしまうため「もっと人の目に触れるものをつくりたい」という思いから転職を決めました。ベネフィットラインを選んだのは、業務のメインが人の目に触れる内装や空間創りであること。もうひとつは仕事とプライベートが両立できる会社だと感じたことです。内装をはじめとする建設業界は、夜間にも工事が行われるためワークライフバランスが取りにくい環境だと言われています。その点ベネフィットラインは会社として夜間工事は極力避ける方針で、私自身もほとんど担当したことがありません。プライベートの時間は、学生の頃から続けているテニスをしたり、最近結婚した妻と旅行をしたり、なるべくリフレッシュできるような過ごし方をしています。育児休暇制度がきちんと整えられているのも、妻にとっては心強く感じているようですね。

ベネフィットラインの魅力を教えてください

長く働くためには、安心できる環境が必要

ベネフィットラインでは幅広い分野の施工管理に携わったことで、現場での対応力以外にも図面を読み込むスピードや理解力が上がりました。小規模な案件では個人の裁量に任せられる場面も多いので、前職よりもスキルアップできる環境に身を置いている実感があります。ときには知識不足を感じることもありますが、その場合は若さを生かして先輩たちに遠慮なく相談をさせてもらっています。現場に常駐することが多く、社内でコミュニケーションを取る機会は少ないですが、会社にいるときは先輩方が積極的に声をかけてくれるので助かっています。そのほかでは社員への安全配慮に力を入れている点も心強く感じます。毎月、災害防止協議会が開かれ、施工に関連するすべての業者が、実際に働く人の目線で「事故などの恐れがある場所や作業」などの情報交換をしています。社内の安全担当が抜き打ちで訪れて、工事現場をパトロールすることもありますね。長く働くためには、安心して仕事ができる環境は必要です。

将来のビジョンを教えてください

プロジェクト全体を指揮する施工管理技士に

まずは小規模な案件の施工管理を、なるべく上司や先輩の助けを借りずにひとりの力でやり切ること。そのためには今まで以上に予算や工程などを管理するスキルが必要になります。そうした知識は現場で学ぶだけでなく、座学でも蓄えるべきだと思っています。一年半後には一級建築施工管理技士の試験が控えているので、今からじっくりと勉強していきたいですね。将来的な目標は、品質、コスト、工程、安全といったすべての管理を、高いレベルでこなせる施工管理技士になること。プロジェクト全体を管理するためには、マルチタスクをこなす能力も必要になります。多くの人の目に触れるような案件に携わるのもひとつの目標。有名建築家や人気デザイナーの案件のほか、自分の友人の飲食店なども手がけることで身の回りの人たちを喜ばせたいと思っています。