社員紹介

2020年入社

設計部

Sanae.E

想像を創造へと導く
CADオペレーターの仕事

仕事内容について教えてください

相手の想いをひとつずつカタチにしていく

CADオペレーターとして、設計や制作のサポートをしています。具体的には設計士が考えたスケッチや図面をもとに、実際の施工に向けた正確な図面の作成、データ化された図面の修正などを行ないます。自分自身が直接現場に関わることはありませんが、作成した図面によって見積もりが行われ、現場の工事が進んでいくので責任感があります。大きな案件になると300枚ほど。クライアントとの認識のズレがないように整合性をとりながら、確認作業も含めて数週間から1ヶ月ほどで図面を仕上げます。現在は4件の案件を担当し、店舗やオフィスなど幅広いジャンルの図面を作成しています。これまでの仕事で印象に残っているのは、入社後に初めてCADソフトによる図面を作成した案件です。慣れていないことで細かいミスが多く、期日ギリギリまで修正をするなど大変なことばかりでしたが、完成した建物を実際に見ることで、クライアントの考えや意図をようやく理解することができました。打ち合わせの段階で相手の意見を引き出すコミュニケーションの大切さを学んだのはこのときです。

仕事をする上で心がけていることは?

一本の線を引くことの大切さ

たった一本の線の描き間違えが致命的なミスにつながることもあるため、CADオペレーターには緻密な作業を可能にする集中力や正確性が求められます。そのほかにも設計者の意図を正確に汲みとる理解力やコミュニケーション力、複数の案件を同時に抱えたときに優先順位を判断しながら進めるスケジュール調整力が必要になります。仕事をする上で心がけているのは、自分を過信しないことです。クライアントとの認識の違いによって、作成した図面が現場に悪影響を与えてしまうので、分からないことは素直に聞くように心がかけています。その点では、現場経験が豊富な先輩が多いので助かっています。「こんな空間を創りたい」というクライアントの意見を反映したスケッチから、それを実現させる図面を起こしたときに一番やりがいを感じます。CADオペレーターはものづくりに欠かせない仕事。そうした自覚とともに、今後もクライアントと設計者の想像を「形」にするお手伝いをしていきたいです。

ベネフィットラインに入社した理由は?

高校時代から憧れていたものづくりの世界

前職では主に現場の施工管理をしていました。体力面でキツさを感じていたのと、性格的に図面を作る作業が向いていると思ったのが転職を決めた理由です。いくつかの候補がある中でベネフィットラインを選んだのは、店舗に限らずオフィスや公共施設など、さまざまな施設の図面を描けると思ったからです。実際に幅広い分野の図面を作成する機会が多く、それに関しては前職の現場での経験が生かされています。ものづくりに興味をもったのは高校生の頃。テレビ番組の大道具や小道具の仕事に憧れて、デザインの専門学校に入学しました。そこではCADの基礎知識も学び、一本一本の細かな線を描き上げていく作業についつい没頭してしまう日々でした。今考えると幼い頃からマンションの間取り図を見るのが好きだったので、CADオペレーターに向いていたのかもしれません。この仕事の魅力は、自分が起こした図面が建物や空間として形に残ること。努力した分だけ成果に表れるので、モチベーションを保ちやすいです。

ベネフィットラインの魅力を教えてください

チームプレイが主体の女性が活躍しやすい職場

内装業界は男性が活躍する世界というイメージでしたが、実際にベネフィットラインに入社してみると、想像上に女性社員が多くて驚きました。現在の比率は女性が4割くらいでしょうか。私自身、入社して3年目になりますが、年齢や性別による格差もなく、女性が活躍しやすい職場だと感じています。ベネフィットラインでは派遣社員として働いていた時期もありましたが、当時からプロジェクトに対する意見や目標を発言する場が設けられるなど、社員全体が主体性もって仕事に向き合うことを大事にする会社だと感じていました。能力とやる気のある社員にはそれ相応のポストが与えられるので、成長したい意欲が強い人やキャリアアップの道を自分で切り拓きたい人は、この会社には向いているかもしれません。そのほかではワークライフバランスが推奨されている点も魅力に感じました。チームプレイが主体の会社なので、お互いがフォローをし合うことで前職よりもはるかにプライベートな時間が増えました。女性の先輩や同僚は育休制度や時短制度なども積極的に活用しています。

将来のビジョンを教えてください

海外の案件にも対応できる技術を習得する

現在は「Revit」という主に海外で利用されるCADソフトの使い方を勉強しています。このソフトが使えるようになると、海外に店舗や支社を構えているクライアントの要望に応えられるだけでなく、海外企業からの案件を獲得する可能性も広がります。新しいソフトの操作をイチから覚えるのは大変ですが、数年後には他の社員に対してレクチャーできるくらいの能力を身につけていたいです。それと同時に、CADオペレーターとして海外企業で働く場合や、フリーランスとして海外と日本の企業のパイプ役になるなど、「Revit」の習得によってキャリアアップの選択肢が広がることも期待しています。将来的には、学生時代からの夢でもあるコンサート会場やライブ空間などの図面を作成することを目標にしています。そのためには今以上の知識と経験が必要。今後は日々の業務を丁寧にこなしながら、新しい情報をキャッチアップし続けられるように努めていきたいです。